うつ病になってからの心の色の移り変わり

Aya

早いもので、このAya’s blog 『そりゃ誰もが気楽に生きたいさ』も20作目を超えました。私自身、自分が今まで、こんなに色々と考えていたのかと驚くばかりです。

今回はうつ病の経験のない方に出来るだけお分かり頂けるよう私がうつ病になる前と発症後の私の中の心の移り変わりを色で表現していきたいと思います。

少し中称的になると思いますが、皆様、どうぞお付き合い下さいませ。

キラキラ輝く太陽

今、思い返すと、、、

最初に申し上げておきたい事があります。それは、うつ病は脳内伝達物質異常の病気であり、心の病気では無いということです。

では何故、私は心の色の変化を今回のタイトルにしたかと言うと、イメージとして、皆様にお伝えし易いと考えたからです。

病気になる前の私は自信に溢れていました。やりたい事も次々と思い浮かびあがりました。失敗しても、なんとも思わず、ただ、私には向いていなかったんだ。という言い訳の様な答えを出すだけでした。

色々な事に挑戦し、楽しい事、嬉しい事、逆に腹立たしい事も、その感情や経験を糧に前へ前へと進んでいました。

心はいつも光り輝く夏の太陽の様でした。

よく笑い、よく喋り、楽しいお酒を飲み、人と関わることも沢山ありました。

前へ、前へ。

しかし、今思えば、あの時、一体その行動はどこへ向かっていたのだろう。「前」というのは、どこをふまえての「前」だったのだろう。

もちろん、一つ一つ全ての経験は私の財産だと今でも思っています。でも、一体どこに向かって進み続けていたのか、全く思い出せないのです。

仕事は大変でした。何度も申し上げている様に社会からは浮いていました。でも、プライベートもあれ程充実していたのに、どこに向かっていたのかは思い出せない。

わかるのは、あの時の私の心の色はキラキラ輝く太陽。一つの陰りもない太陽。

強かったのか、単に未熟だったのか。

恐らく後者だろうと思います。でも、私はその輝く太陽の色の心で毎日を過ごしていたのです。

夕陽

気付かなかった少しの変化

ロンドン滞在が4年を過ぎたあたりから無性に日本が恋しくなりました。

恐らくその頃には、私の中で既に「やりつくした」という思いがあったのです。

そして、「海外生活はもうお腹いっぱい」という感覚だけで、帰国を決めました。

その時は日本社会に復帰する事に何の不安を抱くこともなく、逆に経験を生かすことに夢中でした。私は私のスタイルで仕事をこなし、プライベートもそれなりに充実していました。

しかし、全く気付かなかったのです。次の目標が無いという事に。

思い起こせば、その頃は、海外生活が、私の最終目的だったのかもしれません。

ロンドンでの生活に全てのエネルギーを使い、努力もし、日本社会に復帰はしたものの、したいことが以前の様に見つからなかった。

その頃から心の色は変わり始めていたのです。キラキラ輝いていた太陽が、沈み始める夕日になっていました。

毎日の生活の中で夕日はどんどん沈んで行きました。本当にどんどん。それでもまだ、輝きは失っていなかった様に思います。

プライベートでもやりたい事が見つからず、会社でも疎外視されていた私が変わり始めて、思った事は「何も面白くない」でした。

遂に変わり始めた心

光を失う時

そうして少しずつ私の脳は蝕まれ、ついに心に太陽は無くなってしまったのです。

気付かないというのは恐ろしい事です。

私はこの後、自分を待ち受けている闇なんて想像もしていませんでした。

この頃からどんどん痩せ始め、ついには会社で倒れるまで「何かが違う」「面白くない」「何故、会社から真っ直ぐ帰れないのか」それだけで頭がいっぱいで、プライベートなどに時間も体力も使う余裕などありませんでした。

そして闇へ。

人間関係の摩擦、日本社会不適合、したいことも何もない。体力も低下。おまけに、結婚と離婚。

心は真っ黒でした。心の中の闇ではなく、心自体が闇でした。辛さ、苦しさ、苛立ちしかありません。

うつ病。これがうつ病。情け無い、惨めさすべてがネガティヴの感情。そして、未来もネガティブ。

今から思うとこの頃が一番苦しく、そして1番長かった様に思います。まだ、うつ病との付き合い方も、リズムも何もかもわからず、ただただ、焦燥感と苛立ちと虚しさが闇の中で荒れ狂っていました。

そして、闇は次第に奥へ奥へと深くなって行ったのです。

まるで、深く暗い闇に押し潰される様な毎日でした。どんなに頑張っても、抜けられない。どうもがいてもどうにもならない。

絶望感。希死念慮。それだけが常に頭の中を駆け巡り続けていました。

氷が溶け始める時

それから10年、私はやっと、病気と付き合う覚悟ができたのです。

きっかけは諦めでした。「どーせもう、うつ病なんて治らない」。

ふと、そう思ったのです。「私は落ちるところまで落ちてしまった。もう治らない。」

「死ぬ事にも失敗した」

「だったら病気と共存するしかない」

思考はすべてネガティヴなのですが、結果的にこの考えが闇の中で凍りついた心を溶かし始めたのです。

不思議なものですよね。投げやりになって一番ネガティヴな考えが心を溶かしはじめるなんて。

でもこれは、要するに覚悟が決まった。という事なのだと思います。

歩き出す

そして今、、、

今、私の心はまだ闇ですが、留まるのではなく少しづつ動き始めています。

これがどのくらい続くのかはわかりません。

でも、私は踏み出しているのです。闇の中の氷が溶け、ゆっくり、ゆっくり。

穏やかな光の中で 

私は歩みは止めません。時は流れているのです。その時の流れに任せ、うつ病と付き合いながら、歩いていきます。

今度はあの輝く太陽ではなく、「穏やかな光」に包まれる為に

Aya

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