うつ病者と家族

Aya

「街がイルミネーションでキラキラしているんだろうなぁ」等と思いながらも、調子が上がらず少々焦り気味の私ですが、皆様は如何お過ごしですか?クリスマス、年末、年始に向けて気分は上々となっていらっしゃる方も多いかと思います。逆に忙しすぎて行き詰まりを感じてるいらっしゃる方もいるかと思います。でも、時間の流れは同じ速さなんですよね(^^)

さて、今回の『そりゃ誰もが気楽に生きたいさ』。タイトル通り「うつ病者と家族」の在り方について、私自身の経験談や、その他の方から聞いたお話を元に綴って参りたいと思います。

皆様、今回も最後までお付き合い下さいませ。

わからない!

戸惑い

精神疾患というものは、まず、自覚するまでに時間がかかります。その自覚すら無いまま過ごしていらっしゃる方もいます。なので、初めは何が何だかわからないのです。

自分でも、わからないまま、今までとは違う行動、言動をとってしまいます。特に身近な存在である家族に対しては、その安心感からか、あからさまに変貌してしまうのです。

いくら家族といえど、自覚がないのに、「何故、急にこんな事言うのか」「何故こんな事をするのか」なんて、分かり様がありません。本人でさえわからないのですから。なのに、自分では抑えきれずどんどんエスカレートしていくのです。

「どうして、わかってくれないの?!」

苛立ちがさらに増し、家族がさじを投げる頃には絶望感が襲ってきます。

「私は家族にさえ見捨てられた」

上述したのは私の場合です。が、その逆もあります。

家族や身近な存在の方が戸惑い、心配し、過剰に接してくるのです。これもまた、精神疾患を持つ私たちにとってはストレス以外の何者でもありません。心配なのは理解できます。しかし、プライバシーまで、侵すような行為をされてしまうと、それもまた、逃げ場を失い、自分は家族と思っていた人達から信用されていないのだ。と、絶望感へと繋がります。

ただ、私としては、家族や身近な存在の方々が先に気付き、診察を受ける事を促してくれる方が良いのではないかと思います。何故なら私は家族からは無視されていたので、なにもわからないまま、長期に渡り苦しむ事になったからです。

私の場合は家族の理解は全くありませんでした。なので、限界まで我慢し、自分で心療内科を探し、やっと自分の病気を知ることが出来ました。その間、家族からの無視状態から来る辛さや苦しさが長期に渡ってしまいました。なのでやはり、身近な存在の方々が先に気づいてあげる方が近道だと思います。

そうして、自分が病気だと、自覚し、それを家族に伝えるのですが、そこでも、双方に戸惑いが生じます。

お互い、どう接して良いかわからないのです。そこで、先程述べた様に、心配のし過ぎでプライバシーを侵害するような行動をとってしまう御両親もいる様です。本人にすれば全てを監視されている気になり、余計に爆発し苦しくなり、消えてしまいたいと思う様になってしまうのです。家族との関係が上手く行かず逆に症状が悪化し、入院を選ぶ方もいらっしゃいます。

私の場合は、伝えたところで、両親は何も変わりませんでした。「ああ、また狂ってるから放っておこう」というスタイルだったのです。

今から思えばそれもまた、どう接して良いかわからないから、私が変なのだという事にして、逃げていたのだと思います。

溝ができてしまう!

模索

私は、精神疾患は家族及び身近な存在の方のサポートがかなりの影響を及ぼすと考えています。家族及び身近な存在の方が理解し、本人にストレスがかからない様な対応をしてくれたなら、うつ病はかなり緩和されます。何故なら、うつ病者はいつも、「自分でなんとかしなければならない」と必死だからです。そこで、他者からの歩み寄りを感じる事ができたなら、少しずつ自分は1人ではないと感じ初め、症状が和らいでいくのです。

しかし、うつ病者が家族や身近な存在の方の愛情を感じるのは、その方達と本人の距離感、信頼感がある場合のみです。そこに至るまで、その身近な存在の方達に色々な方法を試して頂きたいのです。それはもう、相当な覚悟と勇気が必要だと言うことは承知しています。でも、病人を救う為には、どうしてもそこを通らずして良好な関係を保つ事は不可能なのです。

干渉しているなら、少しその干渉を緩めてみて、本人に変化があれば、その方が本人にとっては楽なのでしょう。

私の両親の様に放ったらかしなのであれば、少しでも、うつ病の事を調べるだけでも、違ってくると思います。

それで、失敗すれば、また違う接し方、違う言葉がけを試して、本人との関係改善を模索していくしかないのです。

時間はかかります。家族や身近な存在の方々の都合もあります。しかし、そうやって、少しずつではありますが、出来てしまった溝を埋めていって欲しいのです。それでなければ、うつ病者本人は、ずっと他者から心が離れたままになってしまいます。そして、孤独感に押し潰されるのです。

協力

手を携えて

精神疾患は薬だけでは絶対に治りません。薬、周りのサポート、経験者の意見が必要です。それに加え、でしょう。

サポートする側の方はもう少し、うつ病者本人を信じてあげて下さい。干渉し過ぎず、放ったらかしすぎず、信じて、私達の意見に耳を貸してください。

もう一つ、世間体を気にするのはやめてください。そうすると、おのずと色々な体験談を耳にすることができるはずです。そして、それがヒントになるはずです。

体調を心配する余り、精神面のフォローが為されていない場合もあります。しかし、体調は全て精神面から来ているものであり、精神的に安定すると、体調は戻ってきます。

私は、何のサポートも受ける事が出来ず長期間苦しみました。だからこそ、サポートする側の方々に、申し上げたいのです。

寄り添ってあげて下さい。

耳を貸してあげて下さい

信じて見守ってあげて下さい

そして笑顔を引き出してあげて下さい。

そうすると本人は、間違いなくサポートされている事に心から感謝するでしょう。その様にして、サポートする側、される側の絆ができるのだと思います。

うつ病の孤独感、絶望感、希死念慮、全ては脳の伝達物質の異常から来るものです。そして、それが元となり、体調も崩れるのです。

私たちうつ病を抱えている者は、安心感を求めています。そして、最後に頼れる場所、それはやはり、家族や身近な存在の方なのです。

サポートする側もされる側も必ず葛藤があると思います。でも、お互いに信じ合う心と絆がどれほど大きな支えとなるか。どれほど、寛解への近道か。

模索の時期はお互いがぶつかり合い、辛い日が続く事もあるでしょう。同じ事をして前は大丈夫だったのに、今回はダメだった。と言う時もあるでしょう。しかし、そこを、その時期さえ乗り越えることができたなら、絆ができるのです。

そして、一度結ばれた絆は解ける事は無い。

何故ならばそれが、家族と呼べる人達だから。

Aya

うつ病者と家族” への2件のフィードバック

  1. ぐっと突き刺さりました。

    その通りだと思います。

    専門家ではないので、あくまでも私の経験からでしか言えませんが
    「自分の否を認めたくない」という親の心理もあると思います。「充分に与えてあげたはずなのに何故?」というような…

    一般的に治療する上で無視することが出来ないのが家族構成です。両親の仲は?親子関係は?病識の有無は?兄弟格差はあったのか?…それが人格の形成に強く影響するからです。そしてそれを知るとキーパーソンを見つける事も出来ます。

    話を戻して極論を言うと、社会に適応出来ないのは、実は親もそうだから…でも親はそれを認めたくないから子が苦しむのだと思います。

    解釈が間違っていたり、独り歩きしていたらごめんなさい。

    1人でも多くの人にAyaさんの声が届きますように。

    1. ありがとうございます。
      突発的な精神疾患はともかくとして、積み重ねられて、ついに発症した場合は、本当に家族との亀裂が生じますよね。
      本当は一番必要としている人達なのに。。。
      共感下さり、感謝致します。
      ありがとうございました。

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